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2020年8月 8日 (土)

そばのさと(茅野市)2020.7.28


めずらしい胴突き蕎麦を名物とする店があり、梅雨のさなか 勉強の為に美術館巡りも兼ねて長野県の茅野から甲府迄行ってきました。
丁度コロナの第二弾が始まるちょっと前でよかったです。
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蕎麦はそばの実を臼で挽いて粉にして捏ねて伸ばして切って作るのですが、胴突き蕎麦は、そばの実を水に浸してから餅を打つようにそのまま杵で打って餅状にして伸ばして作ります。

 

そばのさと(茅野市)

諏訪湖を見て諏訪インターを降りて10分位 満席で46人位入れる結構大きなお店だった。

杞憂ならいいが、ここまで大きいと手打ち蕎麦自体も大味になりそうで心配。

 

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メニュー

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十割どうづき蕎麦1600円

極み十割蕎麦1600円

と書いてある。地方の蕎麦としては2倍程の値段で、随分と高い値段が付いているが、分量を聞くと普通の並盛り程度だと言われた。

余程自信を持たれた蕎麦なのだろう。

 

注文は

十割どうづき蕎麦1600円

極み十割蕎麦1600円

天ぷら盛り合わせ980円

海老2本と野菜5本付きだったが、野菜だけに変更して頂く。

蕎麦屋の海老は衣の薄い車海老に限るので。

 

酒は

真澄のあらばしり950円

諏訪湖の側にある宮坂醸造の酒。

余談だが、日本で使われている酒の酵母の六割は7号酵母系といわれているが、その7号酵母を生み出した蔵である。

酸の効いた甘旨み いい酒だ

 
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天ぷらは、

唇に付く油感がリップを塗ったような感じで ……。

油は古くはないがややベタっとする。

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個人的にはサラッとややカリッとして油切れの良い天ぷらが好きだから

 

 珍しく水蕎麦がちょっと付いてきた。
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喉を潤すのにサラッと食べましたが、

信州の一部の店で銘水などの水に蕎麦を入れただけのものを「水蕎麦」として名物として出す店もありますが、 どんなに美味しい蕎麦でも美味しい水でも水に蕎麦を入れたものは水っぽ過ぎて うまさが消えてしまうから美味しいと思えません。

 

十割どうづき蕎麦(胴突き蕎麦)
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胴突き蕎麦は餅を杵でつく時のように、まる抜きのそば粒をそのまま水でふやかして杵で何十回も突いて作ります。この為ねっとりとした蕎麦に出来上がる。

粒子の感じは超粗挽きの20メッシュ位のイメージ。

超粗挽きな割りに2mm程まで細い蕎麦です。手打ちで20メッシュはもっと太くなりますが、杵で突いた粘力のおかげでしょう。

見るからにねちゃっとした感じです。

香り高く、ふわっとしてねっとり、水を中心に含んでいるような少し不思議な触感と

蕎麦の甘旨味に水の味を含んだ味わい。

美味しい。

 

そばつゆは猪口の底が見える位の薄さ

味は一般のそばつゆより少し薄め、バランス良い美味しさ

 

 極み十割蕎麦
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「極み」という名はどうづきも十割蕎麦なので分ける為に「極み」と付けたそうです。

 粒子は30メッシュ位、きれいな作りで香りもよく旨味もある 蕎麦のねっとり感少々。

旨い蕎麦だ。

 

ゆっくりと食べていると最後の頃は伸びていた。

水回しの時の水分量を多めにして打っているようだ。

早く打てるけど早く伸びる。

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右側が胴突き蕎麦

どうづき蕎麦は蕎麦打ちの一番難しい水廻し、そして練りの作業をしなくて良いから蕎麦打ち名人でなくてもつくれる利点がある。手打ちのようにこねくり回さないので香りがよく出ている。

とてもおいしいが少しねとっとして、蕎麦がのびやすい。

(機械は別の場所にあるそうなので、観られなかったが、その値段は200万円ほどするらしい。)

いい経験になった。

 

とても珍しく結構旨い、

しかし最後の一口は、伸びる前の極み十割の方がいい。

やはり、手打ちのしっかりと旨みの出た十割蕎麦がいい。


   1600円はちょっとどうかな。


 

しかし、どちらもレベルの高い美味しい蕎麦でした。

御馳走様。

 

…………………………………………

 

そばのさと 長野県茅野市 恵那から1.40

住所:長野県茅野市塚原2-15-16

tel:0266-73-0209

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