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2019年7月14日 (日)

ふるさとの香り

今朝届く
 包みの中より
  香るのは


  幼きころの
   思い出の味

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‥‥‥‥‥‥‥‥

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荷を解きて
書と絵にあらわる

細やかさ
やさしさ深く
心に沁みて

‥‥‥‥‥‥‥‥

蓋を開け
その形まで
思い出の

心の郷の
ちまきかみしめ

‥‥‥‥‥‥‥‥

同郷の
友の作りし
その味も

母の作りし
ありがたき味
‥‥‥‥‥‥‥‥

蒸しはじめ
部屋に広がる
その香り

幼き節句の
その日のごとく

‥‥‥‥‥‥‥‥

ふるさとの
老いたる母も
この香り

嗅ぎて昔の
麗しき
母にもどれと
おもう愚息

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‥‥‥‥‥‥‥‥
6月は旧暦皐月
鳥取県倉吉市の実家は手染め手織りで忙しい家でしたが、それでも季節の行事はきちんとやるしきたりで、子供の頃 端午の節句前後に、機織のお弟子さんなどと一緒に何十個も母がよく作ってくれました。
普段厳しすぎる母も、こういう時はやさしく
皆でワイワイ言いながらとても楽しく美味しい味。
やがて、私たちも大きくなり、東京などに出てしまい、作らなくなり、母も95歳 高齢で作れません。

もう何十年も忘れていた思い出がいっぱい詰まった「 ち.ま.き」


今日、愛知県の大切なお友達が、鳥取から取り寄せた笹で粽を作り送ってくださいました。

本当に有難い思い出の味。
嬉しくて
うれしくて、

これを載せる器には、やはり鳥取の器です。
送って頂いたその方の故郷の隣町で、
柳宗悦や濱田庄司、河井寛次郎、吉田璋也が愛した、同じ鳥取の民芸を代表する、牛の戸焼の染分け大皿を用意しました。

蒸して熱々を
感涙しながら 頂きました。
香りも味も全てがうれしくておいしい。

笹のやさしい香りとお米の甘さ
結局何もつけず、淡くやさしい本来持っているその甘味旨味をじっくりと味わいながらいただきました。

本当の心やさしき贈り物

美味しかった。

本当にありがとうございました。

食べ終わった笹は、これも大切な故郷の宝物

蒸してあるから丁度よく、陰干しにして笹茶を作りましょう。

このふるさとの笹茶を、
物語のある料理 「野の花料理・恵那の野山の 蕎麦懐石」へ 来られるお客様に、前日からの水出し茶でお出しして、
この梅雨のジメジメした蒸し暑さを、爽やかな鳥取の笹の味で楽しんでいただきましょう。

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