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2019年7月15日 (月)

不染

花びらの
 やさしき船で
     旅立ちぬ

    蓬莱郷の
     機織りむかな

 

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蓮の花には仏が降りるという伝説があります。

大乗仏教経典『妙法蓮華経』の従地涌出品第十五に「不染世間法 如蓮華在水」とあります。

蓮は泥の中から生まれ、綺麗な花を咲かせますが、 人も、世俗のドロドロとした中にいても染まらず美しい花を咲かせることができると言う教えですね。

私事ですが、
この中の「不染」に関して、

1969年、鳥取県倉吉の実家に東大寺の清水公照大僧正を迎えしてお話を伺う中で、父、たすくの染織に対する姿勢に好感を持たれた大僧正より「不染」の号を頂戴しました。
また、「おらずやのたすく」ともいわれました。
染織家として「染めず」「 織らず」という究極の世界の名を頂いてしまい、「不染」の号を得て、たすくはとても感涙したそうです。
たすくは蛍と月見草をこよなく愛していた。そして月見草の咲き始める頃、1987年7月3日、東京国立がんセンターにて、食道癌のため逝去。
東大寺管長・清水公照師より戒名「天心院梶葉祐光不染居士」を賜りました。

今月は父の三十三回忌でした。
その父の逝った年を私はまだ生きていて煩悩の大海で呆けています。
馬鹿はなんともなりませんね。

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