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2019年1月24日 (木)

最高の柚餅子

日本各地には様々な柚餅子(ゆべし)がある。
餅菓子やせんべいの様なお菓子タイプの柚餅子、
味噌にクルミなどを入れた辛口のおつまみタイプの柚餅子。
形も柚子の実の中身をくり抜きこの中に具を入れたもの、角餅の様に四角のものや曲げたせんべいの様なものもある。
日本各地で様々な柚餅子を食べているが、全国で一番多いのは柚子の実の中身をくり抜き、この中に味噌、山椒、胡桃などを詰めて干したものだ。


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中には、胡麻や昆布 クコの実 山椒の実などの入ったものもある。
だがその多くは味噌味が強く出すぎて、次に柚子が主張して他の味は弱いものが多い。そして見た目もそれほどでもないものが多い。

 


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ところが今回、白い道を走り山の湖の宿泊施設からいただいた特製の柚餅子はプリッと丸く可愛い形で、味のバランスがすごく良い。

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柚子の実の中身をくり抜き 中に味噌 胡桃 胡麻が入っているが絶妙なハーモニーなのだ。

味噌の調合が絶妙だ。
昆布や干し椎茸などを入れて寝かせてあり味噌の大豆臭さと塩分とてもマイルドになった感じだ。
そこに大きな塊のクルミと胡麻を加えて、柚子の実の中に入れて蓋をして吊るして干す。

味噌が出すぎることなく、柚子もメインでもっと主張しても良いのにおとなしい。
クルミが大粒で良い油分が全体の旨味を包み込んでいる

これは旨い。
とても沢山の柚餅子を食べているが、これは今までで一番だ。

今までの柚餅子は柚子のエグ味のある酸味が強く出てそれに味噌が強烈に出た濃すぎるものが多いのでお酒が負けてしまい、強い燗酒ぐらいしか合わせる酒がなかったが、この柚餅子はバランスよくマイルドな旨さで、とても美味しいので、さあどんなアルコール飲料を合わせよう。

赤ワインは合わない。
白ワインもそれほどではなさそう。

これは良い日本酒に合わせられるだろう。

そして、この柚餅子に合わせるためにお客様用の日本酒セラーの30種類ほどの中から選んだのは、

 

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日本酒通も唸る銘酒を造り続けるこだわりの酒蔵 大阪府の最北 奥山にある能勢の秋鹿酒造

秋鹿 純米大吟醸 一貫造り雫酒 「米人心技 」

原料米は能勢産「山田錦」精米歩合40% 酵母協会9号系自家培養 日本酒度+6酸度1.7アミノ酸度1.5 アルコール16%

夏に自営田で無農薬有機栽培で酒造好適米の山田錦や雄町を作り、その米で冬にお酒を造るというすべてを一貫して造るので「一貫造り」。
摂州能勢の秋鹿一貫造りの精神を極めた「米・人・心・技」が詰まったお酒。
秋鹿さんの田圃を見ると一目で田の田圃と違うのがわかります。一枚の田圃に植えられている稲の本数が少なく、また稲の間隔も長く取ってあります。量ではなく質を重要視した稲作。そして、土をさわってみるとフワフワしているのです。酒造り同様に稲作りのこだわりが感じられます。完璧なトレーサビリティ。
「米人心技」は米も磨き過ぎず磨きを40%に押さえ大吟醸酒特有の吟醸香はかなり控えめにして上品な米の旨みを引き出している。
キリッとした中に穏やかな吟醸香とソフトな口当たりの中にお米の旨みがあり、口の中でフワッと花開いてのどに消えていくおいしさ。
値段は普通の純米大吟醸の2倍近いがすばらしいお酒です。

 

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これを一口飲み、
今日頂いた上質の旨い柚餅子をつまむ。

辛口の米の旨みに柚餅子の酸味のある味噌の味が絡まってマリアージュする

幸せな一刻だ。

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