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2018年4月 2日 (月)

半分、青い。 岐阜県恵那市岩村町 花咲く小さな城下町への 小さな旅 

単線を走る1輌の電車

これに乗り 

花咲く小さな城下町への

小さな旅 

 

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これから何があるのだろう

五歳児のように胸がうきうきと鳴る。

かつて 

随分前に一度だけ乗ったことがある。

 

その時も 

やはりどんな出会いがあるのだろうと胸がウキウキした。

 不思議な電車だ。

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明知鉄道恵那駅から乗車して

市街地を抜け

郊外ののどかな山村を抜け

少しづつ山の方へと進んでいく

木々の間に桜

田圃

トンネル

30分の小さな旅

 岩村駅に到着

  着物を着た岩村の誰かによく似た人形のお出迎えだ。

 

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改札を出て

少し歩き まず最初 ビックリ!

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発見したのは鴨長明の碑

あの「方丈記」12世紀の鴨長明がこの岩村で終焉を迎えていたとは。

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敬意を払って合唱 合掌

方丈記 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし……朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。

知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。」 

諸行無常 生々流転 生きとし生けるものの儚さ 大いなる流れですね。

旅の始めには一番沁みる言葉かも知れません。

さて、快晴の青空の中

 

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岩村城下の中心部、商家が連なる伝統的建造物群の中をお城方面に向かって緩やかな坂道を上っていきます。

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家毎に、玄関先や座敷にお雛飾りが置かれて華やか。 

  地方の町を訪問したときに時々みかける春の景色ですが、岩村がそれが街を通して沢山続いています。

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 飾られている物の多くは、

この地方独特の土雛などはあまり見られず

昭和20〜30年代のものが主流でした。

 

 古い城下町にはこの土地で育まれた土雛が一番似合うだろうとも思いますが、

  土雛は壊れやすくまた別の場所に飾ってあるのでしょう

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紺地のれんと言志四録

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岩村の一番の特徴は、岩村城の女城主にあやかり、家々に その家の女将の名が付けられた紺地ののれんが掛けられ、

その側には

著名な儒学者である佐藤一斎の「言志四録」より一条がそれぞれ木札に書かれて各戸の柱に掛かっている。

これこそ岩村です。

『言志四録』は、佐藤一斎が後半生の四十余年にわたって書いた語録。指導者のためのバイブルと呼ばれ、現代まで長く読み継がれている。2001年5月に小泉総理大臣が衆議院での教育関連法案の審議中に触れ、知名度が上がったようです

Img_8340私欲は有るべからず

公欲は無かるべからず

公欲無ければ 即ち人を恕する能わず

Img_8341敬愛の心は 即ち天地生生の心なり

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Img_8344人才に虚実あり 宜しく弁識すべし

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 小欲は即ち自ら其の欲たるを覚えず

 己に克つことは却って難し

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 胸中に物無きは虚にして実なるなり

   万物皆備わるは実にして虚なるなり

Img_8412春風を以て人に接し   秋霜を以て自らを慎む

どれも薫陶を受ける言葉ばかり、 もしも一日中これらを読んでいたら、己の未熟さに滅入ってしまいそうだが、明日が開ける行動の指針ともなる。

などと読みながら反省と展望を想いながら歩く故にどうしても歩行はゆっくりになる。

洋服でパンツだと歩幅は大きいが、和装だと着物のすそ幅が狭く歩幅は狭くなるが、緩やかに歩くこんな感じだ。

家々のお雛様を眺めながら、

各戸の言志四録を読みながら本通りを散策。

かめやというお菓子屋さんをのぞいたら、お菓子よりもまっすぐ奥、額縁に素晴らしい花が見える。

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額縁ではないが柱と鴨居が額縁となり、美しい絵画の花の中庭。

恵那市街は桜は五分咲きだったので、桜かと思いましたが、車で20分ほどの岩村は気温が3度位低いのでしょう。

岩村はまだ桜は早く、梅でした。

見事な枝垂れ梅が満開。

それは大きな額縁に入った咲き誇る枝垂れ梅の絵画である。

勝川家のお庭

 

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梅と地味でちょっとミモザに似たサンシュユが満開

青空の中 様々拝見しながら歩みます

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岩村醸造

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日本酒の試飲

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そして目的地

秋田桃子さんの雛のお福分け会に到着。

 

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 着物姿のお客様で賑わっています

きれいな帯を見ながら

岩村のマドンナ 桃姫と 皆さん楽しそう。

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雛のお福分け会のランチは瑞浪の燈さん手作り、美味しい豚汁も付いています。

 

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どれも美味しく、特に豚汁は脂濃さもほどほどにいい味わい、中の里芋が本当に美味しい。燈さんの地域限定のこだわりの里芋。この特別な里芋が無ければ作らなかったと言われる貴重な豚汁 

普段 お昼は軽く済ますのだが、今回は

美味しくて、失礼かと思ったが、お代わりをお願いしてしまった。

ちょっと後で、デザートの甘いものを買いに出かけ、今は岩村でしか食べられない「かんから餅」を 買いに「かんからや」へ。

この情緒ある家構え

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素朴な美味しさが溢れた店構えです。

やっぱり店内で客が並んでいる。

恵那にもあってよく買っていたけど数年前に閉店してしまい残念に思っていたお団子屋さんです。

岩村に来た以上は本店の味を絶対食べなくてはね。

目の前でこし餡 胡麻 きな粉の三種類のお団子をつくってくれます。

今回は皆さんの要望でこしあんと胡麻だけで作っていただきました

包んで頂き 雛の御福分け会に戻り、皆様と一緒にいただきました。

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とても柔らかく、甘すぎず本当に美味しい。

おいしいかんから餅を堪能した後は

またゆったりと街をみながら

岩村駅に到着 帰路です。

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とても珍しい 腕木式信号機のテコです

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今日は10何年ぶりに1輌の電車でミニ旅行

伝統的建造物群

お雛様

言志四録

枝垂れ梅の花

サンシュユの花

桃姫の雛の御福分け会

美味しいランチと

かんから餅

長閑で優雅

鄙びた町の

雛日和

楽しい1日でした

 こんな近くでこれだけ楽しめる素晴らしい場所です。

来週からはこの岩村を舞台としてNHK 朝ドラ 半分青い が始まりますが、

どんな出会いがあるのでしょうね。

まだ多くの観光客が来る前にゆっくりと楽しむことができました。

ありがとうございました。

 

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