« 後藤別荘 (後藤別荘 フレンチと萬松園 ②) 17/2/16 | トップページ | ベルエキップ  (瑞浪市) 2017/3/4 »

2017年3月 3日 (金)

萬松園 (後藤別荘 フレンチと萬松園 ③) 17/2/16

『日本ラインリバーサイドの迎賓館フレンチと国際女優 川上貞奴物語』というツアーで

川上貞奴の菩提寺貞照寺に参詣し、大正13年に建てられた「後藤別荘」でフランス料理をいただいたところまで載せましたが、その続き。

食後、日本中にある貞奴の多くの別荘の中で、一番贅を凝らした萬松園(ばんしょうえん)を見学しました。

 

20170303_113033

 

20170303_01451_3


 
Img_1002

貞奴の他の数カ所の別荘は電力王 福沢桃介が財界人や名士を招待したりする意味も決められて造られていますが、

この萬松園はそういう意図よりも個人的に楽しみたいと作られているようです。

部屋ごとに雰囲気が変化

誰かに見せるというより、自分の好みに任せて造った感じがよく出ています。

 

Img_1003

広い庭は西洋風であっさりとした芝

一部 和風庭園

Img_0915 
広大な前庭
Img_0917
屋根はゆるやかな丸みを帯びています。
 
Img_0927
 
 木曽川畔まで続いている 広大な洋風庭園
  その当時のまま芝と桜
 
       満開の桜の時期に見たら素晴らしい別荘とお庭
 
Img_0920
洋風庭園を歩きながら萬松園の外観をみてまわりましたが、
 
Img_0921 
Img_0924
 
壁のどの面も 変化して同じものがありません。
 それでいて違和感がありません。
日本各地の建物をいろいろ見ていますが、
これほど変化した造りは今まで見たことがありません。
 
  明かり取りの竹細工
Img_0922
 明かり取りが和の欄間造りになっています。
Img_0925
 こちらはオリエント風の欄間
Img_0926
明るいガラス戸 これが昭和初期に作られたとは、 すばらしい。
Img_0928
回り込んで裏
同じ建物で わら屋根
 
Img_0930
 丁度 梅が満開でした。
Img_0933
和風庭園へ
 
Img_0937
 
20170303_100611
 
Img_0944
外回りを見学して
    正面玄関へ戻り、これから内部見学です。
 
Img_0946
Img_0945 
天井の網代や木組み
 
Img_0948 
Img_0949 
Img_0950 
Img_0952
 
 
これは凄い
木の節を使ってあるのですが、どれも大きな生き節
Img_0953 

(生き節は木の節で生きた枝の部分、枯れた枝の節は収縮して外れて丸い穴になってしまうが、生きた枝の節は外れないできちんと付いている。)

 
 これだけ大きな 生きた節だけの板を集めるのには、そうとう苦労されたとおもいます。
これは素晴らしい 贅の極みか
Img_0955 
Img_0962
 
Img_0957  
Img_0963
Img_0959 
Img_0960 
Img_0961 
水屋 昭和初期にもう水道が。
             この屋敷だけ
 
Img_0965
 
素晴らしい造形
 
Img_0974
 
Img_0966
 
Img_0968 
Img_0970
Img_0971
 襖(ふすま)の引手
 彫金の素晴らしさ
Img_0972 
Img_0973 
Img_0977 
Img_0975 
 
Img_0978
 
Img_0980
Img_0982
Img_0983  
煤竹と網代
Img_0984
天井の木組み
 
Img_0986
  釿(ちょうな)削りを生かした床のカッティング柱削り 
Img_0987
 Img_0988
 
Img_0992
Img_0993_2 
 竹一輪挿し
すっきりとした アールデコ風
 
20170303_110135
アールヌーボーやアールデコのテクニックなどがこの建物の内外に所々見られるが、偶然ではないだろう。
そういえば昭和初期の 丁度この頃アールヌーボーからアールデコへの移行期だった
    (アールデコ パリを中心とする1920年〜30年代の装飾様式)
貞奴もパリやアメリカなどへ出かけているからそれらに情報なども入ってきていたのだろう
 
 
虫食いを生かした天井
 
Img_0994
探そうと思ってもなかなか見つかるものではないし、
みつかると使い物にならないと捨て去られるものだが、
 
よく見つけ、これを使おうという発想 凄いセンスだ。
よくこういうものを使う発想が生まれたものだ。
発想が凄い 最高に素晴らしい 感動した。
Img_0991
 
Img_0996
 
Img_0999廊下の板が美しい
 

 貞奴の他の数カ所の別荘は電力王 福沢桃介が財界人や名士を招待したりする意味も決められて造られていますが、

この萬松園はそういう意図よりも個人的に楽しみたいと自分の好みに任せて造った感じがよく出ています。

しかし、川上貞奴 

 日本の女優第1号 川上音二郎 福沢桃介 様々な思いが浮かびますが、

今回 萬松園を見学させていただき、貞奴の美的感覚の斬新さ 素晴らしさに何よりも感動しました。

発想が凄い ほんとうに素晴らしい 部屋や調度 そこかしこに様々な発想が生きている

こういう多角的な発想を産み、実現させる力。

彼女が現代の建築課であったら

彼女が現代の造形作家であったら

どれだけおもしろいものを見せてくれただろうとおもいます。

感動しました。

|

« 後藤別荘 (後藤別荘 フレンチと萬松園 ②) 17/2/16 | トップページ | ベルエキップ  (瑞浪市) 2017/3/4 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 萬松園 (後藤別荘 フレンチと萬松園 ③) 17/2/16:

« 後藤別荘 (後藤別荘 フレンチと萬松園 ②) 17/2/16 | トップページ | ベルエキップ  (瑞浪市) 2017/3/4 »