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2016年10月26日 (水)

茸を食べたくて②

先回は松茸を戴きましたが、
今回は雑きのこを予約していました。
 

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到着してお茶をゆっくりと頂いているとき、
「今日はロウジの良いものが手に入ったので、後で焼いてお出ししますね」っと女将のお話し。
これは嬉しい。

ろうじとは老茸と書く。
実に言い得て妙。
色、形、味わいのホロ苦さは、まさに年を重ねた人生経験の味である。

老茸(ろうじ)の傘表面は黒、裏側が白。正式にはクロカワという。
東濃地方でロウジは、黒い松茸と言うほど貴重なもの。

網で直火焼きにし生姜醤油で頂くのが何よりも素朴で旨い。独特の苦みが口いっぱいに広がり、この時に酒を口に入れる。最高であり、このときだけは松茸より美味しい。

藤村の「夜明け前」にも、茶屋の亭主が「老茸でも焼こうか…」と言う部分があるが、昔から焼老茸が一番美味しかったのであろう。

お茶を頂いた後は
   ゆったりと温泉へつかり

さて、お料理。

 

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● 紅葉の先付け 八寸

 

とても美しい枝ぶりの小さなもみじ
それに隠れて栗の渋皮煮
御浸し(おしたし)
紅葉の小鉢は ロウジの煮物
百合根とムカゴ 銀杏の唐揚げ

● 小鉢
いくち(アミタケ)赤いきのこ ミョウガおろし
いくちは生の時は黄色いそうだがキノコは何度も教えてもらっても覚えられない。
山に行くと似たものばかり
自分ではとらない

● 茄子とシバモチ

● お造り
 

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● かぼちゃの蒸し物

松茸添え

 

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甘いかぼちゃの饅頭に銀杏人参オクラなどで秋を演出
美味しい

● 焼き老茸(ロウジ)

 

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若干土くさい独特の苦味
この味わいは表現しづらいが、この味はクセになる味
いつもあってほしいと思う茸だ。
何よりも生姜の辛みと老茸の苦みと醤油がすごく合って何よりもうまい。

「美味い」という漢字での言い方ではなく平仮名の「うまい」がよく合う。滋味というか本当に独特な味だ。
ここには酒がなければならない。

旨みの日本酒が良いが、今日の純米鯨波も合う。

● シバモチの炊き込みご飯

 

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香りがすごい
松茸ごはんよりおいしい

これほどおいしい茸ごはんはないのではないかと一瞬思った。

美味い 旨い 最高の贅沢
 何故こんなに美味しいのでしょう。

このような雑キノコの会席料理

この地方の人にとってはそれほどのものではなく、秋になると日常に近い美味しさだけのものだが、
こういう旬キノコの会席など、東京でも京都でもいくらお金を積んでみ食べられない最高に贅沢料理だ。

● デザート

 

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熟成した甘いイチジク
甘い柿
ブドウ

松茸より勝るとも劣らない 老茸 しばもちなど
 さまざまな茸を堪能し 
至福の時間でした。
 
燃え上がる山々と さまざまな山の幸 山の国の秋のすばらしさ

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