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2011年8月23日 (火)

倉吉の圭ちゃん56 廊下の幽霊7

それはお盆休みで帰省していた時の事

お風呂上がりに
廊下を歩いていると
いつもは気にも止めないのに
4枚の引き違い窓が目に入った

4枚の引き違い窓は
真ん中が少しずつ左右に開いていた

記憶のどこかで
何かが動きかけていたが
気にも止めず
それを閉めようと
片方を中央に動かした

すると

反対側がカラカラカラ〜
と開いて行った

あっ? と思った瞬間に
全身が凍りついた

子供の頃のあの記憶が蘇った

あの日のじめっとした空気
オケラの「ジー」っと言う鳴き声

あの日と同じだった


全身から汗が出ているのに
凍るように身体が冷たくなった


『だれ?』
「だれ?」
とっさに声を出してみたが

誰もいない
窓は開いたのだから
もし 外に誰かいたのなら見えるはず

でも そこには誰もいないし

窓がカラカラと開いてからは
まったく音はしなかった

ただ
オケラが「ジー」と鳴いているだけだった

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