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2011年7月15日 (金)

倉吉の圭ちゃん46  戦艦 艦虎7

れぇちゃんが
「ボク〜ボク〜」
と僕を呼んでいる
走って行くと
「出来たぞ」
と言って見せてくれた

変な形の板の横に
ポコッと四角いのが付いていた


全く何なのか分からなかったが
れぇちゃんはニコニコしながら見せてくれた

そういえば
船も右横が楕円に飛び出していた

しかし僕も馬鹿じゃない
すかさずこう切り返した
「でも れぇちゃん 東京帰っちゃうだら?」

縦長の板の左右に
アシンメトリーにイカの耳のような出っ張りがあり
右の出っ張りに四角いのが付いている

『これが戦艦の甲板か?』
『大砲も何も付いてない』
『…?…?』

と その時 パッとひらめいた

「エンタープライズだ!」

「エンタープライズだ!!」

「エンタープライズだ!!!」

「あこがれのエンタープライズだ〜〜〜」

「か〜こえ〜」
「か〜こえ〜に〜」

れぇちゃんは僕がエンタープライズがいいと言っていたのを覚えていたんだ
もう ウハウハなのだ

「れぇちゃん かっこええにぃ」
「れぇちゃん はよぉ作っちゃってぇな」

するとれぇちゃんは
「船の方をもっと綺麗に磨いて」

「磨き終わったら 公之介かお父ちゃんに言って
トノコを塗って ペンキを塗ってもらえぇよ」

「そしたら 船の底にバラストを入れて 甲板を付けっだで」
と言った

僕にはチンプンカンプンなので
「その事をなぁ」
「公ちゃんとお父ちゃんに ちゃんと言っといてよ」
「ちゃんと言わんといけんで」
と 何度も念をおした

父と公ちゃんにも
れぇちゃんからちゃんと聞いたか確認した

その後 2.3日でれぇちゃんは東京へ帰った


僕の手には
未完成の船の部分と
未完成の甲板部分があった

つづく

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