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2011年7月 6日 (水)

倉吉の圭ちゃん43  戦艦 艦虎4

れぇちゃんは
角材の一端を船の先のようにとがらせ
もう一端は真っ直ぐ切っていた

『かっこいい』
『かっこいい 僕の戦艦だ』
「それからどうなるぅ」
と言って手をだしたら

「まだ出来とらへんで」
と言いながら
さわらせてくれた

『く〜』
『かっこいい』
『僕の戦艦だ〜』

「なぁなぁ早よ作ってぇなっ」
と言うと
それには答えず
「次は彫刻刀だ」
「彫刻刀はどこにあったかいなぁ」
と言って二階に上がって行き
船に鉛筆で線を引いて
彫刻刀を出してきて削り始めた

削っては手に持って
横から見たり縦から見たりして
また削り始めた

船の先端の波切り部分を作ってるようだ

ローマのガレー船や戦艦やタンカーなど
高速線は船の先端の底の部分が飛び出しているから
そこを作っているのだ

『かっこいい』

そこができると
今度は中をくりぬき始めた
『本格的だ』

『本格的』
『本格的はええけど…』
『…いつできっだらあ…?』  (いつ出来るのだろうか?)


中をくりぬくのが遅々として進まない

「まだ出来んかぁ〜」

横で見ているのにも疲れ
父の所へ行き

「れぇちゃんなぁ」
「今 戦艦作っとんなっだで」
「木でなぁ 切って彫刻刀やっとんなるにぃ」
「スッゴいのが出来っだで」
「いつ出来ると思う」
「凄いだらぁ」
と 自慢たらたらなのだ

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