« 倉吉の圭ちゃん26  焼酎 | トップページ | 1200kmの旅 8 直島1 »

2011年4月25日 (月)

倉吉の圭ちゃん27 豆腐屋さん

食堂の真ん中には丸い円卓(卓袱台(ちゃぶだい)がある

卓袱台(ちゃぶだい)は、四本脚の食事用座卓で円形をしており、折畳みができる

その卓袱台は
真ん中に七輪が入るくらいの穴が空いていて
その穴から顔を出すと

丸いUFOに乗っているようだった

ヒュンヒュンっていいながら飛んでいるつもりになり
ピロピロピロピロって感じで通信したりして
UFO気分を満喫した

しかし…おとなにはその気持ちは分からないようだ

「なんしとっだいな」
「けがするけぇ早よでない」(怪我をするから早く出なさい)
「上のったらいけんじぇ」 (上に乗ったらいけないよ)
と怒られちゃった

僕の子供の頃は
食事の時は穴にふたをして
卓上コンロでよく鍋料理を食べた


水炊きやふぐちりやすき焼きだ


鍋料理の日は
近所の豆腐屋に豆腐を買いに
おつかいに行かされた

(当時の豆腐屋さんは現代のようにパックされた豆腐というものはなく)

豆腐を入れるボールを持って豆腐屋に行くと

四角いステンレスの水槽に沢山の豆腐が入っていて
その1つをボールに入れてくれる

それをこぼさないように持って帰るのが大変だった

(この豆腐屋さんの豆腐は余所の店と違い とてもやわらかく そして香りも味もよく本当に美味しかった)

豆腐屋さんは
おばさんとおばあさんで切り盛りしている
おじさんもいたが
おじさんの働いているのを見た事がない

おばさんもおばあさんも気さくでとても親切だった

いつも下を向いて仕事をしているからか
二人とも腰が90度に曲がり
歩く時は背中をそらし
がに股で足を開いて歩くのが特徴だった


夕方頃に行くと
油揚げやがんもどきを揚げていて
とても美味しそうなので

中村のおばちゃんに言って
揚げたての油揚げを買ってもらった


豆腐屋のおばちゃんは揚げたてを
新聞紙に包んでわたしてくれた

新聞紙の外側に
油揚げの熱が伝わって
ほんわかしていたので
つぶさないように
そっと持って帰った


家に帰って
新聞紙を開けてみるとフワ〜と湯気がでた

早速 中村のおばちゃんに切ってもらって
醤油を付けて食べた

「お〜いし〜ぃ」
「お〜いし〜で〜」

そこに公ちゃんがやってきて
「塩コショウが旨いだいや」(うまいよ)
と言って
塩とコショウを混ぜたのを作ってくれた

それを付けて食べたら
格別 美味しかった

|

« 倉吉の圭ちゃん26  焼酎 | トップページ | 1200kmの旅 8 直島1 »

倉吉の圭ちゃん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 倉吉の圭ちゃん27 豆腐屋さん:

« 倉吉の圭ちゃん26  焼酎 | トップページ | 1200kmの旅 8 直島1 »