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2011年4月 5日 (火)

倉吉の圭ちゃん16 製氷器

ある日食堂に冷蔵庫がきた
冷蔵庫がくる前は
土間に氷が置いてあった記憶がある

廊下から食堂に入った左に冷蔵庫があり
それはそれは大きく
僕がそのまま入れるくらい大きかった

かくれんぼして
中に隠れたりしないように言われた

もちろん冷蔵庫に入ろうとは思わなかったが
夏の暑い日には頭を突っ込んだりした


ある日
冷蔵庫から出した製氷器(アルミ製)に
全体に霜が付いていて
とっても綺麗で
とっても美味そうでなめてみたくなった

公ちゃんが 「やめぇ!!」 と言ったが

時遅く

僕の舌と下唇は製氷器にくっ付いていた

驚いて取ろうとしたが
引っ張ると唇と舌が引っ張られるだけで
全然とれなかった

公ちゃんが
「取んなよ!」

「そのまま水道いくだぁぞ水道!」

「とったら べろ〜て はがれっだけな」

と言って僕を水道まで連れて行って
水を流して取ってくれた

僕は泣いた

冷たいし

はがれちゃったらどうしょうと思って泣いた

そして
「公ちゃんがはがれちゃうって言った!」
と言ってわんわん泣いた

母が「はがれらせんけぇ」
と言って抱きながら慰めてくれた

そして母は公ちゃんに

「あんたが見とって 何しとるだいな!!」

「はがれる なんちゃぁな事を言っただかいな!」

「なんでさぁな事言うだいな!」

「うっちゃあ そがな事言う子に育てた覚えはないで!!」
と 怒った

公ちゃんは
「圭之介がかってにやっただかぁ」
と 反論したが

その三倍くらい怒られていた

母は僕が泣き止むまで いいこいいこをしてくれた

僕の下唇は白くはれて
火傷のようになった

舌は大丈夫だった

教訓
製氷器は
むやみになめてはいけない

それ以来製氷器はなめていない

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