« 1200kmの旅 3 大山祇神社2 | トップページ | 倉吉の圭ちゃん13 五右衛門風呂 »

2011年3月30日 (水)

倉吉の圭ちゃん12  ミミズ

家の記憶


3歳か4歳の頃
食堂から続く暗い廊下の先にトイレがあった

汲み取り式で
古くて臭かった

その上床が中心に向かって下がっていて
いつかは床が落ちそうだった

僕はまだ小さくて
ウンチをした時は
もおもお(前かがみをしてお尻を出す)をして
母かおばちゃんにお尻を拭いてもらっていた


夜は廊下とトイレに裸電球が付いていたが
暗くてとっても怖かった

夜トイレに行く時は必ず誰かに付いて来てもらった
ほんっとうに 怖かった



トイレの外に手水器があり
その手水器の下に棒がぶら下がっていて
それを押すとシャワーのように水が出る

それが楽しくて
何度もやっておこられた

その日は公ちゃんが手水に水を入れたあと
僕が何度もやったおかげで
すぐに水がなくなった

母が公ちゃんに
「手水に水いれただかいな」
「入れとらへんだらぁ」
「言われた事はちゃんとやらんといけんで!!」
「入れただったら入れ方がわるいだが!!」
「はや入れてきない!!」

と 怒られた

僕は『まずい』と思い
知らん顔して母のそばにいた

母のそばにいれば
公ちゃんも手を出せず
安全だからだ

それに 僕は小さくて
手水器に水を入れられなかった


その手水器の下には石でできた手水鉢があり

周りにぎぼしと南天があった

龍の髭や水引やどくだみもはえていたと思う

僕はそこで庭に向かってオシッコするのが好きだった

どこまで飛ぶか
どうやったら遠くに飛ぶか
腰を振ってみたり
チンチンをプルプルしてみたりした
いろいろやってみたが
大抵はとんでもない所にオシッコがかかったり
自分自身にかかった

そして
オシッコがぎぼしに当たってバタバタ音がすると

すぐ中村のおばちゃんに見つかった

おばちゃんは
「ミミズにオシッコがかかったら チンチンはれちゃうだあで」

と言って怒った

チンチンがはれたら ミミズを洗って返してあげると治るらしい

後に母は
「そっで手水鉢が苔むしとっただなぁ」
と 言っていた

|

« 1200kmの旅 3 大山祇神社2 | トップページ | 倉吉の圭ちゃん13 五右衛門風呂 »

倉吉の圭ちゃん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 倉吉の圭ちゃん12  ミミズ:

« 1200kmの旅 3 大山祇神社2 | トップページ | 倉吉の圭ちゃん13 五右衛門風呂 »