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2011年3月12日 (土)

倉吉の圭ちゃん9 創ちゃんの爪 8

父は『こりゃまいった』と言う顔をして振り返った

僕は泣きながら
「僕は… げんこつ… 痛いだけ…」
と頭を押さえ
ヒックヒックしながら言うと
父も観念したようで
創ちゃんに
「おぃ やれえや」
と言ったが
創ちゃんは「ええわいな」と言って手を出さない

父が「ええけ やっだいや」

そして創ちゃんが渋々出したげんこつに
父が頭をあてて
「あいたたたた」
「こりゃ痛いいや」
と言って頭をたたいていた

れいちゃんが
「圭之介 こっでええか」と聞いた

あまりの茶番に納得いかなかったが
これ以上どうしようも無いので
仕方なく『うん』と首を縦に降った

でも
げんこつが痛くて涙は一向に止まらなかった

れいちゃんが僕の頭をなぜて
「たんこぶ出来とるぞ」
と言って笑った
笑い事じゃぁ無いのだ

痛くて痛くて泣いているのだ

するといきなりれいちゃんが
「笑わんとげんこつするぞ」
と言う

   続く

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