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2011年3月10日 (木)

倉吉の圭ちゃん7 創ちゃんの爪 6

涙がいっぱいあふれて 目の前がぶよぶよにしか見えなくなりながら

「お父ちゃんが やれっ て言った」
と ヒックヒックしながら
やっとの思いで言った

すると創ちゃんが怒った顔で
「急に爪切るやつがあるかいや」
と言った

涙がボロボロでたし 頭がジンジンした
心の中で 『急にじゃないし』
『お父ちゃんがやれって言った』
と思ったが
泣いているので
その嗚咽でヒックヒックしてて
言葉にならなかった

そこに事情を知らないお母さんがやってきて
僕がいたずらしたと思ったのだろう
「けえちゃん」
「ちゃんと 謝っだが」
「そしたら許してくれなるわいな」
と言った

事情を知っている公ちゃんもれいちゃんも
お父さんも何も言わ無かった

僕はひとりぼっちで悪者にされ
寂しい気持ちでいっぱいになった
そして
みんながとても遠く見えた

僕は我慢出来なくなった
頭の中で プチッ と言った瞬間
ヒックヒックしてるのを押し殺して大きな声で

「お父ちゃんがやれって言った!」
「お父ちゃんがやれって言ったけ お父ちゃんが謝らんといけん」
と泣き叫んだ
涙がいっぱいいっぱい出てきた

するとれいちゃんが
「圭之介はやれって言われてやっただもんなぁ」
と言ってそばに来てくれた
お母さんも
「さあにかいなぁ」
「お父ちゃんいけんがぁ」と言ってくれた

そして公ちゃんとれいちゃんが
「お父ちゃんに言われてやっただけ お父ちゃんは創ちゃんと圭之介に誤らんといけん」
と言ってくれた
公ちゃんは冷静に分析しながら楽しんでいるみたいだった


続く

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