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2011年3月 8日 (火)

倉吉の圭ちゃん5 創ちゃんの爪 4

これからの展開に
ワクワク ドキドキしながら
爪切りを父に渡した

すると
「寝とる間にこれで切ったれぇや」
と言って 爪切りを僕に渡した

驚いて
「僕が切っだかえ?」
と言うと
父は
「ええけ!」

「切ったれえや!」

と 念を押すように僕に言った

片目を開けてにらんでいた創ちゃんの顔を思い出して
ちゅうちょしながら
『でも これはお父ちゃんの言いつけだし』
と自分に言い聞かせた

それに 創ちゃんの言う事と
お父ちゃんの言う事を比べれば

どちらの言う事を聞くか
考えるまでもないが

『でも 勝手に爪切ったら 怒るだろうな〜』
と 思いながら 創ちゃんの怒った顔を想像する

『でも 気付かんかもしれんし〜』
と 思いながら 創ちゃんが気付かず寝続けてる様子を想像する

『目が覚めて 爪が切ってあったら ビックリすっだらぁなぁ〜』
と 思いながら 鼻くそをほじろうとして 爪がなくてビックリしてる顔を想像するとちょっとおかしかった

子供ながらにいろいろ考えて
ちょっと楽しくなってきた
そして
「創ちゃん 爪きっで」
と言って ソーッと爪きりを出す

が ちゅうちょして一回爪きりを戻した

公ちゃんとれいちゃんが黙って見ている

お父さんに目をやると
『やれっ!』
て感じで あごを動かした
顎で人を使うってやつだ

さらに大きな声で
「創ちゃん 爪きっで!」
と言って 爪きりをその長い爪に当て

パチンッ と爪を切った


続く

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