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2009年5月13日 (水)

美味しい中華3

飲茶3
 私は飲茶が好きで、香港や台北、上海などではほぼいつもといえるくらい昼には食べてました。
 飲茶が良いのは種類が豊富で一品の量が少なく色々なものを沢山選ぶことが出来て楽しく美味しいからです。

 広東料理レストランや飲茶の店も、私が香港や中国にいきだした頃は、テーブルの間を乳母車くらいの大きさのカートに様々な料理を3段くらい載せ、テーブルとテーブルの隙間をおばさん達がひいて歩きます。これが大きな店の飲茶の普通のやり方でした。
 蒸し物は下から蒸気で温めながら、汁物は下に火が入った車をおばさん達がグルグルとレストラン内を引き回っています。客は席についたまま好きな料理が近くに来たときに呼び止めて 選びます。

 海老焼売、蟹焼売、魚の焼売などいろんな種類の焼売、餃子、大根餅、青梗菜や茸などの炒め物、汁物、様々なから揚げ、細長い揚げパン、杏仁豆腐、マンゴープリン、何でもあります。豚足、牛尾、時には蝉などの昆虫の煮物、中には鶏の足指のそのままの煮物などもあります。

 種類は多いですが焼売や餃子等の蒸籠の中は3〜5個で、どれも量は少なく沢山注文できます。3〜4人で食べに行くといつも様々なで料理テーブルいっぱいになります。時には注文のしすぎでテーブルに乗らないこともありますが、一品当たりの量は少ないので冷める前に食べることが出来ます。
 ワイワイ楽しい話をしながら食べていきますのですぐに空いて空の蒸籠が高く積み上げられていきます。

腹具合もみながら食べられますし、いろんなものが食べられるからとても楽しい食事です。

今ではこの楽しい古いスタイルを残している店はずいぶんと減ってしまい、とても残念です。

 ある時男ばかり四人で飲茶を食べているとき、章子怡(チャン・ツィイー)も負けそうなすごく綺麗な美人中の美人、絶世の美女といえるような女性客が入って来ました。

 四人ともあまりにも美しいので目が彼女に釘づけになりました。

 彼女は我々のテーブルの二つ向こうの席に背を向けて座りました。
そして何かを注文して食べ始めました。彼女の身体で隠れてどんな料理かは分かりませんが、なにかの丼物のようでした。とても美味しそうに食べています。

 何かは分かりませんが、あんなすごい美人が美味しそうに食べている物を我々も食べたくなり、店のおばさんを呼びあの女性の食べている物を四人全員が注文しました。1人は二つ注文しました。

 美人の食べている物はどんな美味しいものだろうと期待を込めて固唾を飲んで待ちました。

 待望の丼物が合計5杯届きました。 

 それはなんと鶏の足丼だったのです。手羽先ではありません。

 走り回っていた爪の付いた皮付きの鶏の四本指の付いた足先を甘辛く煮たものが7〜8個ご飯の上に乗っている。恨めしそうな足、それを四人で5杯も頼んでしまったのです。

 あんなに美人が美味しそうに食べていた物がリアルな鶏の爪付きの足だったのですから皆ビックリして目を白黒させ しばらくの間沈黙が続き、やがて大笑いになりました。

 食べてみると骨のまわりの軟骨と筋がゼラチン質になって甘辛くおいしいのですが、あまりにも爪と足がリアルなので誰も1本、せいぜい3本がやっとしか食べられません。足を避けつつ下のご飯を食べました。しかし調子に乗って2杯も注文した者は責任で我々に2杯とも食べさせられました。
 ちなみに先ほどの美人の丼は綺麗に空になっていました。

  馬鹿な男たちの楽しい経験でした。

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