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2009年2月 6日 (金)

立春の日 雪解けを待たずに春の使者

 昨日 二月四日は立春でした。

 今年一番先に芽生えた春の使者が立春の日に届きました。
  春の使者  雪解けを待たずにまだ寒い中一番早くでてくる山菜です。 独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。

Photo

 近所の方が摘んでこられた私の大好きな蕗の薹(ふきのとう)です。
どれもまだ土の中から出てきたばかりで寒さに凍えているのか蕾も小さく堅いものばかりでした。

 もう少し待つと蕾が膨らんできて見栄えは良くなりますが美味しさは半減します、まだ蕾の堅いこれ位が一番好きですから、一番良い時に摘んだ最高のものを頂きました。

 どうやって食べようか考えましたが、やはりシンプルに天ぷらと蕗味噌で食べることにしました。

まず 蕗味噌作りです。

①流水できれいに洗います。
②軽く1分弱サッと湯がきます。(あまり湯がきすぎないように)
③取り出して水気を取り細切れにします。
(歯に当たる感触を楽しみたいので微塵切りにはしません)
④鍋に味噌と水少々と蜂蜜を入れ火に掛けます。混ぜ合わさったら先ほどに蕗の薹を入れ混ぜてできあがりです。
サラダ油を入れて炒めたり、出汁を使ったり、鷹の爪を入れたりするものが多いのですが、蕗の薹の旨味を楽しむのに余分な味が付かない方が好きなので使いません。
美味しい味噌と蜂蜜と蕗の薹だけでとても香りの立った苦味のある旨い蕗味噌ができました。

蕾が堅くまだそれほど太陽に当たっていないから緑も優しい色をしています。

ここで旨い酒を持ち出して試食です。

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ややザクザクっと切った蕗の薹の歯ごたえと味噌の絡まったほろ苦さがたまらない。

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  そこにまったりとした旨味の酒が流れ込んでくる

             蕗の苦味と酒の旨味のコラボレーション

                  この苦味がこたえられない

                             至福の時

良い気持ちになった頃
  さて、次は天ぷらを作ります。

 衣は片栗粉か片栗粉と小麦粉のミックスしたものを水で軽く混ぜておきます。
蕾を開いて中が見えるようにしてから下の方へ衣を付けて開いた部分が上になるようにして揚げます。 
そうするとかたちよく綺麗な天ぷらが出来て、さらに苦味も減ります。

蕗の薹の天ぷらには岩塩がよく合います。

 揚がったばかりの熱々の天ぷらを口の中へ 

   早春の爽やかな苦味が口いっぱいに広がりその香りが鼻を抜けていく

     ここで旨い酒をぐいっと。 旨い。

次いで作ったばかりの蕗味噌をちょこっと箸先で摑み 口へ

    やや青みのある苦味と御園旨さが口の中で広がる。

           幸せの瞬間である。
 
 そしてまた、できのいい酒をグイッと飲む

   ああ幸せ     
            
       身体中春の味と香りが駆けめぐり

           最高の春の便りでありました。

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