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2008年5月 7日 (水)

安全な食とは さまざまな見方があります

「中国産毒入りギョーザ事件」で日本中が大騒ぎになったとき、かつて中国によく行っていた私は友人から「毎日中国の食べ物食べてて大丈夫だったか?」と、よく聞かれました。
まるで中国の食べ物には全部毒が入っているというような言い様です。
 北京テレビのやらせであったことが判明した「ダンボール入り肉まん事件」が報道された時、ほとんどの人が「ありそうなことだ」とさして驚かなかったことからもわかります。


街の自由市場の肉屋につるしてある肉にハエがたくさんたかっていたり、街を歩いているときに大衆レストランでちらりと見えた厨房がゴミ捨て場のように汚かったり、という衛生的にかなりきたない光景は日常茶飯事でした。

しかし、当たり前のことですが、中国でも全ての食べ物が危険なわけではありません。
中国の人たちは、危険な食べ物に当たってしまう可能性を極力減らすために、自分の経済力の範囲内であまりレベルの低い汚いところへはいきません。
ある意味 クラスに応じて「安全をカネで買う」という行為を日常的にしているのでしょう。

 食事をするレストランは予算が許す限りあるレベル以上のところに行きます。
値段の高いレストランならば、無理をして安くて危険な食材を仕入れる可能性も低いですし、衛生を保つための諸対策にも予算を割くことができるからです。

また、どうしても値段が安いレストランに行かなければならない場合は、なるべくお客がたくさん入っている店に行きます。これは、流行っている店は食材の回転が速く、腐ったものを食べさせられる可能性が低い、という理由です。
さらにこういう店は旨い。

わたしも地元の普通の人たちと食事をしたりすることもあり、汚いからと心配をして入るのですが、流行っている店はすごい喧噪の中で料理がどんどん動 いています。さすが中国です。旨いものをよく知っているひとばかり。特に中国ではお客がたくさん入っている店は本当に旨い。これは鉄則です。

流行らない高級店で古いものを食べさせられるより、流行っている安いレストランの方が安全かもしれません。

中国の金持ちは普段家庭で料理をする場合。肉や野菜はなるべくイトーヨーカ堂やカルフールなど信頼できる外資系大手スーパーで買います。

自由市場の野菜は安いのですが、農薬をたっぷりと使って作物を育てた野菜が売られていると思っているのでしょう。

その点、外資系の大手スーパーならば、プロのバイヤーが「目利き」の役割をしてくれますので、危険な食べ物が陳列棚に並ぶ可能性は非常に低いと言えます。
いま、中国はお金持ちがどんどん増えています。外資系の大手スーパーもヨーロッパ アメリカはもとより、日系スーパーも イトーヨーカドー イオンがどんどん出店しています。
デパートでは伊勢丹なども出店しつつあります。

 ユニーは日本では今や第三位の大手スーパーですが香港の香港島の高級住宅階に大きなショッピングセンターが一店舗あります。他の日系スーパーよりも客層もよく業績もよいのですが、大陸にはまだ出店していません。

 とても残念。というより、過密状態の日本で儲かるかどうかわからない新規出店を繰り返すようなへまをするくらいなら、同じ金額でもっと大きな ショッピングセンターが3〜4店舗作れる中国へなぜ進出しないのでしょう。いつもモタモタして一番美味しいところは他社へ進呈するのが特徴の太っ腹な チェーンだからでしょうか。

さて、
一度じっくりと大手スーパーの野菜売り場をみてください。
野菜売り場に並べられているやさいをみると、トマトも人参もどれも皆同じ大きさで更に傷がなくとても綺麗、青梗菜も菠薐草も葉の長さや色が皆同じで、虫食いの後など全くなく、まるで工業製品のようにどれも綺麗で同じ大きさで同じ色で整然と並んでいる。

とても不思議な世界です。何らかの作用を与えないと植物がこんなにどれも同じ大きさで同じスピードでそして傷もなく育つとは考えられません。

          なぜ!

 私は大きさも不揃いで、青虫がついていたり、虫の食った後のあるような野菜がすきです。 大きさが不揃いと言うことは太陽の恵みを自由に沢山受けたとい う証拠ですし、虫の食った痕があるということは農薬は使っていないか極少量だという証拠です。また、虫は一番美味しいものがどれだということを知っていま す。虫が食べると言うことはその野菜が美味しいという保証になります。

虫が付いたもので美味しさを一番感じたのは、子供の頃 裏庭の無花果 熟して腐る直前の一番美味しそうな無花果の実にはどこよりも沢山の蟻が付いています。
 蟻が付いていない実は美味しそうに見えても食べてみるとやはり美味しくありません。
だから、子供の頃なるべく蟻が沢山たかっている無花果を蟻をフッフと息で飛ばして取り払い 食べたものです。
 それは最高に旨い無花果でした。
                     でも、たまにはちょっと熟しすぎているものもありましたが。

 いま中国のお金持ちは日本人以上に無農薬野菜などこだわります。 大気汚染や危ない野菜を日本人以上に身近に感じているのでしょう。

              あなたはどれを選びますか

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